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横浜木村和司新監督が名門復活へ1年勝負

95年7月25日、引退記念試合でプレーする木村和司。右はラモス瑠偉
95年7月25日、引退記念試合でプレーする木村和司。右はラモス瑠偉

 来季から横浜の監督に就任する木村和司氏(51)が6日、低迷する古巣を1年で立て直すと明言した。横浜はこの日、同氏を1年契約で来季の監督に招聘(しょうへい)することを発表した。5日に横浜市内で嘉悦朗社長代行(54)が同氏と会い、基本合意した。J監督は初めての同氏だが、まず選手の個人能力を把握し、システムにとらわれない柔軟な戦術で強豪復活を誓った。またチーム統括本部長として、元監督でGMも務めた早大ヘッドコーチの下条佳明氏(55=早大ヘッドコーチ)が、来季から復帰することになった。

 木村氏の来季監督就任を発表した嘉悦社長代行は、前日の4時間に及ぶ交渉を振り返り、「情熱がひしひしと伝わってきて、目頭が熱くなった」と話した。席上で1年契約を提示された同氏は「当然です」と快く引き受け、低迷する古巣の現状に「ワシが今のマリノスを何とかしちゃる」と力強く宣言したという。

 交渉から一夜明けたこの日、木村氏はあらためて「1年勝負」を強調した。

 木村氏 選手も毎年が勝負。選手が1年勝負しているのに、監督が1年でだめなら2年目頑張るじゃ、示しがつかない。複数年契約したら甘えも出てくるし、そんなことを言ってられる状況でもない。1年契約は当たり前のことだよ。

 1年でチームを立て直す自信がある。ここ数年、解説者として横浜のほとんどの試合を見ており「選手個人の能力を他のチームと比べた時に、強豪といわれるチームと選手個人の力の差はあまりない。マリノスは当然、上位にいないといけない」と言及した。

 すでに、常勝軍団復活への青写真を描いている。

 木村氏 まずは来年の合宿で選手個人の力をしっかり把握したい。ワシは、ワシの戦術に選手をはめ込むタイプじゃない。選手の特長を生かすようなシステムを考えたい。選手個人個人の力を最大限に発揮させることが監督の仕事だから。

 状況に応じて柔軟に対処することで、選手の力を最大限に引き出す考えだ。

 年俸など条件面やコーチングスタッフの構成など、細かい詰めは来週から行う。嘉悦社長代行は「契約延長のオプションなど、これから入れる可能性もある」。来季の成績次第では、契約延長も考えられる。それでも木村氏は「来年以降のことは考えていない」。元祖ミスターマリノスは、早速、熱い気持ちを前面に出していた。【盧載鎭】

 [2009年11月7日8時13分 紙面から]


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